Theater Person Interview Vol.2 – ラー・ウィアー

Ra Weir

東京インターナショナル・プレイヤーズ 『ビッグ・リバー:ハックルベリー・フィンの冒険』(演出:ハンナ・グレイス)の開幕まであと少し。今回のゲストは逃亡奴隷ジム役のラー・ウィアーさんです。

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Photo by Rodger Sono

*&執筆:Chieko Tanaka

-自己紹介をお願いします。

ラー・ウィアーです。アメリカのミズーリ州から来ました。生まれも育ちもミズーリです。英語教育のワールド・ファミリー社で英語のショーをしたり、テレフォン・イングリッシュの先生をしたりしています。主に、英語で歌ったり、教えたりという感じです。

 

-舞台の世界に足を踏み入れたきっかけを教えてください。

大学時代、私の専攻はITでした。軍隊に務めて、将校になろうと考えていたのですが、大学で学んでいるうちに、自分が軍隊の生活を望んでいないことに気づきました。ITを専攻しているにも拘らず、コンピューターを扱うのも嫌気がさしていました。そこで改めて、「自分は何をやりたいのだろうか?」と考えました。

その時、高校で『ジュリアス・シーザー』の舞台をやったことを思い出しました。当時の私にとって、唯一の演劇体験でしたが、とても成功したんです。みんな私の演技を気に入ってくれましたし、私自身も演技をしていて本当に楽しかった。それで、「演劇もいいな」と思いました。大学で演劇学科に進み、オーディションの告知を見て、主役を射止め、それがすべての始まりとなりました。それ以来ずっと、演技を愛しています。

 

-どういうきっかけで来日されたのですか。

私はずっと海外で暮らしてみたいと思っていました。2006年、ハリウッドで俳優の道を追い続けていましたが、仕事がない時期があって、前よりもオーディションや仕事を受ける機会が減っていました。それで、気が進まないままITの仕事を再開しました。同僚はいい人たちでしたし、いい会社でしたが、でも仕事は好きになれませんでした。

そして、そこで元妻と出会いました。彼女は日本人で、日本に帰りたがっていたため、私も一緒に来日することにしました。そして、そのまま今も日本に住み続けています。

 

-今回演じる役について教えてください。

ジムという奴隷の役を演じます。彼には自由になりたい、家族ともう一度暮らしたいという夢がありました。でも1840年代のアメリカ南部では、奴隷制度が日常にありました。つまり、彼は身体的にも合法的にも夢を追いかける訳には行かなかった。でも、彼は諦められず、実行に移します。

ジムは逃亡します。もし捕まれば殺されてしまう時代ですが、自分の心に従って行動を起こします。私はこのストーリーは誰もが共感できると思うのです。夢がある人、強い欲求がある人・・・自分が本当にやりたいことがあるのに、うまく行かなかったり、辛い状況にいる人に深く共感して頂けると思います。それは家族のためかも知れないですし、お金のためかも知れないですが、自分の思い通りに行かない状況にいる人に通じる、普遍的な物語です。

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Photo by Kenji Mori

 

-あなたの夢は何ですか。

プロの俳優として成功することです。「自分の才能でお金を稼いでいるから、あなたはプロだ」と言われた事がありますが、確かにその意味では私はプロです。でも、私はさらに上を目指して、プロの俳優として生計を立てられるようになりたいと思っています。

 

-あなたにとって東京とは何ですか。

再出発のチャンスを与えてくれる場です。

生まれ育った場所では出来なかったような冒険が待っています。新たな経験をして、自分の可能性を見出すことができます。素晴らしい街です。いろいろな面があって、自分に適した場所が見つけられます。東京は私にチャンスを与えてくれました。でも、これは私に限った話ではなく、皆さんにも言えることです。

再出発したい人、何かに挑戦したい人、夢がある人は東京に来ると良い。心に求める何かがあるなら、今どこに暮らしていようと東京に来てみてください。そして、目的に向かって歩み始めましょう。

ラー・ウィアーさん出演

ミュージカル
『ビッグ・リバー ~ハックルベリー・フィンの冒険~』

【日時】2016年5月19日~22日
【場所】シアターサンモール
東京都新宿区新宿1-19-10 サンモールクレストB1
(最寄駅:東京メトロ丸の内線 新宿御苑前駅) *地図はこちら
【チケット取扱】東京インターナショナルプレイヤーズ www.tokyoplayers.org
【入場料】大人4,500円、学生2,500円
※公演は英語ですが、日本語字幕が付きますのでご安心ください

 

関連リンク

東京インターナショナル・プレイヤーズ:www.tokyoplayers.org/

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